2012-02-23

君もシャーマンになれるシリーズ8~リズムを合わせるとは?(その1)

以前の記事で、南米シャーマンが儀式を行う際に、幻覚植物を使ってトランス状態に入っていくことを扱いました。
今回は、アジアのシャーマンのトランス儀式について注目していきます。
アジアのシャーマン達の多くは、儀式で歌や音楽を使い、トランス状態に入っていきます。地域によって儀式の方法は異なりますが、一般的には太鼓による独特なリズムに合わせて意識を変え、予知や治療などの超常的能力を発揮していきます。
 
確かに私たちの経験上も、みなで同じ音楽、同じリズムで歩調を合わせると、心地良い気持ちなります。リズムには何か不思議な力があるように思えますね。
本日は、人の意識を変える「リズム」について、仮説も交えて追求していきます。
2回に分けて展開しますので、是非両方読んで下さい!
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1.シャーマンは儀式でどんなリズムを作り出しているの?
シャーマンにとって、太鼓は重要な意味を持つと考えられています。
シャーマンが精神世界へと移動するためには、身体と魂を切り離す必要があり、そのきっかけに太鼓が使われます。ある地域では、太鼓は魂の乗り物と位置づけていたりもします。
この太鼓のリズムは、多少の地域差はあるものの概ね100~120BPMのリズムを刻んでいるといわれ、心拍数に近いリズムです。
現代でも音楽フェス(ex.トランス音楽などのレイブパーティ)で、100~120BPMのリズムを長時間聞き続けることで、トランス状態に近い意識になることができます。
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参考:
You Tube
「魂を揺さぶる太鼓のリズム」
Official Ozora Fest (Goa Party) Video 2009 @ Hungary – Part 6 of 6
2.リズムは、共同体の成員同士の有り様を示す
シャーマンの儀式の事例から、リズムはトランス状態になる上で重要なきっかけを作っていることは間違いないと思いますが、ここでは、もう少し幅広い視点で、リズムについて捉え直してみたいと思います。
人類にとって、リズム感というのは生まれながらに備わっていると思いがちですが、実はそうではありません。
例えば、カナダでトナカイを捕って食べているエスキモーと、アラスカの鯨を捕って食べているエスキモーを比べるとリズム感が全然違います。カリブー文化に属するエスキモーはどれも2人以上で一緒に歌えないのですが、後者は複数の人でぴったりとリズムを合わせて歌うことができます。
この理由の一つとして、鯨は共同体全員で心を一つに協力しあわないと捕まらないが、トナカイ猟は基本的に一人で行うものであり、狩猟方法の違いがリズムの違いを生み出しているのではないかと考えられています。
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また、日本における民謡のリズムも、自然外圧の違いがもたらす生産様式の違いによって一定の違いが見られます。
稲作民、漁労民、山岳民、狩猟民、牧畜民にはそれぞれのリズムを持っており、例えば稲作民は、水田や畑で農作業をする際に身につけた腰を落とし静かに歩く身体の使い方により、自然なかたちの2拍子のリズムが作り出したと考えられています。
その他、漁猟民は波乗りの上下のリズム感を持ち、山村民は斜面を上り下りするのに適した柔軟な足首や膝を利用して、弾むようなリズムをとります。
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つまり、『リズムとは、外圧に適応するために共同体の成員が一致団結し、共同作業をこなす結果生まれたもの』と捉えることができます。各地域に適した生産様式によって、独自のリズムが作られたわけです。
また、リズム感は共同作業の連係を深め生産性を高めるだけでなく、成員同士の共認充足を得るためにも使われ、唄や踊りに発展していったと考えられます。
参考:
夢香房「日本民謡の歴史と変遷」
リズムとは、共同体の成員相互の関係性のあり方を示す
 
***
どうだったでしょうか?
リズム感というのは、はじめから備わっているものではなく、共同体が生きる上で獲得したものなんですね。つまり、リズムを合わせるとは、共同体に生きる人類が仲間と味う深い共感・共認充足を追体験する、ということです。
 
現代は、個人主義が蔓延しており、リズムを合わせる必要性や充足感が失われてしまったと思います。リズムを合わることで得られる一体感・充足を再考するきっかけになりそうです。
次回はトランス状態に入るとはどういうことなのか、について追求していきます。
 
(つづく)

List    投稿者 andy | 2012-02-23 | Posted in ⑬宇宙人・スピリチャル2 Comments » 

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コメント2件

 くまな | 2014.02.06 15:52

生命も、分子も、宇宙も、すべてテラヘルツの電磁波(振動)で繋がっている、というのはとても興味深い事実です。
そこから考えると、テレパシーというものも、なんら不思議ではない現象だと思いました。
もはやそれを「テレパシー」という言葉で呼ぶべきかどうかということかもしれません。

 arinco | 2014.02.07 10:57

くまなさんコメントありがとうございます。
僕も調べていて驚きでした。
確かに「テレパシー」という名前は不適当かもしれませんね。
次回は、もう少し細かく見ていこうと思っています。
応援よろしくお願いします。

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